根管治療について
治療する根管治療
むし歯が進行し歯の根にある根管に達した場合は、根管治療を行う必要があります。根管には神経や血管が複雑に入り組んでいるため、丁寧かつ精密な治療を行わないと、痛みや腫れが再発してしまいます。当院では、先端設備を用いて正確な根管治療を行い、患者さまの症状の軽減に努めます。
- 歯の痛みが治らない
- 治療したのに歯が痛い
- むし歯を長らく放置した
- 口臭が気になる
- 歯ぐきが腫れている
- 他院で抜歯をすすめられた
- 歯ぐきから膿が出ている
- できれば歯を残したい
当院の根管治療
精度の高い治療をご提供
根管治療は、歯科医療の中でも難易度が高く、繊細な技術を必要とします。当院では、難しい根管治療の成功率を上げるために、高精度の先端設備を取り揃え、高度な治療に対応できる歯科医師が治療にあたります。患者さまの症状を改善するために、時間をかけて丁寧に治療させていただきます。
日本・米国の根管治療成功率の比較
根管治療の成功率
諸外国の根管治療の成功率
●根管処置歯における根尖部X線透過像の発現率(東京医科歯科大学むし歯外来 2005年~2006年調査)
精度を上げるための設備
歯科用CT
複雑に入り組んだ根管内の構造を正確に把握し、むし歯の進行度を確認するために用いる先端設備です。歯科用CTを用いた検査・診断を行うことで、あらゆる角度から病巣を精査し、さまざまな治療プランのシミュレーションを実践できます。
マイクロスコープ
細く複雑な根管を観察し、むし歯菌の汚染部位や広がりを把握するために用いる精密器具です。従来の治療では手探りでしかわからなかった病巣が目で確認できるため、根管を傷つけることなく、精密操作で病巣を除去できます。
ラバーダム防湿
治療部位以外をラバーダムと呼ばれるゴムシートで覆い、唾液や細菌による汚染を防ぐ手法です。再感染リスクの高い根管治療の汚染リスクを軽減するだけでなく、治療部位以外の保護や誤嚥防止などの効果も得られます。
Nitiファイル
むし歯菌に感染した神経を除去するために用いる精密器具です。通常よりも柔軟性に富んだ素材を採用しているため、複雑に入り組んだ根管を傷つけることなく、感染部位にのみ的確にアプローチできます。
X-Smart Plus
精密操作が求められる根管治療には欠かせない根管拡大・形成装置です。反復回転運動機能を搭載することで、より操作性が高く、安定した治療を行えます。X-Smart Plusの導入により、短時間で精度の高い治療が実現します。
対応しています
歯根端切除術
根管治療終了後に症状が再燃してしまう場合に行われる外科的治療です。歯全体ではなく、感染している部位のみを取り除くことで、歯を残しながら炎症を抑えます。
歯根嚢胞(のうほう)摘出術
根管治療の効果が乏しい場合や、根管が閉塞・屈曲し治療が困難な場合に適応となる外科的治療です。歯の根の先にある膿を取り除き、痛みを軽減します。